タイ人が好む日本食とは?
ニマンヘミン・Soi17に最近オープンした Japanese&Korea レストランの<BEPPU>
店内には壁面に大きくサクラが描かれています。
オーナーが長らく別府にいたことがあってBEPPUの店名になりました。
お店のご紹介の前に、<タイの人たちが好む味>について少し触れて見たいと思います。
タイ料理は香辛料やハーブをたくさん使い、辛い、甘い、酸っぱい、塩辛いが複雑に絡み合って美味しい味が作り出されています。
タイ料理で重要なことは味付けであり、素材そのものの持つ味はさほど大切にはされないようです。
様々な味と香りが微妙に絡み合うのが美味しいタイ料理の特徴と表現すれば聞えはよいが、つまりは味が濃いのも事実です。
私たち日本人が愛する日本料理は、素材が中心であり、素材の持つ旨味を引き出せない味付けは最上とされません。
味付けは控えめに薄味が良いとされています。
以上のようにタイ料理と日本料理の違いは水と油と云って良いほど違いがあり、当然美味しいとされる味覚の基準は大きく違います。
タイの人に本来の日本料理を食べさせると「美味しいです!さっぱりしていますね」と言いますが、この<さっぱりしている>は日本人の言う<さっぱりした味>ではなく、<味付けが薄くて物足りない>ということなのです。
そこで度胸のあるタイ人は出された料理に<砂糖><醤油><唐辛子>などを振り掛けます。
それも、こちらが「あっ!」と声を出してしまうほど大量にです。
丹精こめて引いた出汁を使った自慢の吸い物に砂糖と醤油を山ほど入れられ、「美味しくなった!」と言われれば、日本のお店では「お代はいいから帰ってくれ!」と云われそうですよね。
タイ人の一般的な味付けの感覚は<塩辛くなりすぎたら砂糖を入れ、砂糖を入れすぎたらまた塩を加えればいい><この店は味の素をケチっているから味がさっぱりしている>といったものです。
繊細にこだわる日本人と、おおらかな寛容を良しとするタイ人。
おのずと調理方法や味覚に出ていて、料理に対する考え方、味覚の違いなど、考えて見れば興味深いものがありますね。
食文化とは悠久の時を経て積み重ねられたものだということを改めて思ってみました。
あいにくのスコールです。
写真に雨粒が写っています(笑)
新しいこともありますが、なかなか好い感じの雰囲気です。
ランチよりはお酒を飲みながら食事をするのに好いかもしれません。
豚肉の味噌炒め弁当・・・150バーツ
ボリュームは普通の日本食くらいです(タイの日本食は量が少ないことが多い)。
しょうゆラーメン・・・99バーツ
やけに丼が凝っていますね。
GYOUZA・・・70バーツ
熱々でした(タイでは熱い料理が熱くないことが多い)。
タイのサラリーマンが「今日は少しおしゃれにジャパニーズフードでいこう」といったところでしょうね。
寿司、刺身、天ぷら、焼き魚、丼物の日本食のほかに、ビビンバや冷麺などの韓食もあり、メニューは豊富でした。
お味の方は3品に限っては「ややタイ人嗜好かな?」と感じますが、他のメニューはどうなのでしょうか?
気になる方はご自身でお試しになってみては如何でしょうか。
ブログランキングの応援をお願い致します
南国の空に映える火焔樹をクリックしてください
ポチッ!と応援をありがとうございました