ヘイズによりチェンマイ渡航注意?
先日、日本総領事館から届いた煙害(ヘイズ)注意メールをご紹介しましたが
我が家の周辺は大丈夫!などといっていられなくなりました
昨日はいつまでたっても外が明るくなってこない
曇りなのかと空を見るがぼやっとしていて定かではない
朝日が昇り始めると真っ赤な太陽が直視できるのです
近くの幹線道路も普段は正面に見える山並みも全く見えず
視界も1キロ程度ではないかと思われます
今年のヘイズ(煙害)恐るべし!
今朝の国内テレビニュースは各局がこの話題でもちきりです
もともとは伝統的な焼畑農法が元だったと思われますが
最近は畑に限らずいたるところが焼かれているようです
タイは雑草などの生長が速く人出による除草が追いつかない
手っ取り早いのは火をつけて燃やすことです
田畑や集落に近い野山を燃やすのは分かる気がしますが
先日のチェンダオ登山では標高2000メートルに近い山奥まで焼かれているのを目の当たりにしました
わざわざ4~5時間も険しい山に入り込んで火を点けて廻る労力も相当なものだと思う
ガイドとして同行しているカレン族の若い村長に聞いてみた
「ここ数年は政府の言うとおり山焼きをしなかったが大事な収入源のキノコが生えてこなくなった」
「もうこれ以上は我慢できない」
と言うことで今年はあちこちで政府の規制を無視した山焼きが復活したようです
それにしてもこの煙害は雨が降るまで治まりそうもありません
NHK海外安全情報の「〇〇への渡航注意」を真似て
私設チェンマイ安全情報は<チェンマイ渡航注意>です(笑)
政府は人工降雨の用意を始めたようですがそんなことでは<焼け石に水>は目に見えています
何とかよい方法はないものでしょうか
野焼きする、しないの悪影響ってどちらが大きいんでしょう・・・?
タイだけの問題じゃないでしょうね。。。
gakuさんも視界不良時の運転など気をつけてくださいね。
大気汚染や地球温暖化など野焼きなどが与える影響は地域的なものに限らず地球的な規模で影響を与えていると思います。
しないに越したことはありません。
焼畑は伝統的な理に適った農法ですし、山焼きにしても雑草や病害虫を駆除し山土に肥料を施し森林を育てる役割もあります。
何よりその地域に暮らす人達の生活の一部になっていてそれが生活を支えている一面もあるわけです。
都市で生活する人々の健康を考え規制すればそれでよいのかどうかは私には分かりません。
大気汚染や地球温暖化は工業生産や自動車の排気ガスなど都市生活者が排出する量のほうがはるかに多いのですから・・・