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チェンマイロングステイ~WOOたんのチェンマイ通信

タイ王国の不敬罪

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ウィキペディアによれば

不敬罪(ふけいざい)とは、国王や皇帝など君主や、王族や皇族など君主の一族に対し、その名誉や尊厳を害するなど、不敬とされた行為の実行により成立する犯罪。

不敬罪は、絶対君主制など、主権者たる君主と国家の存立を同一視する体制において定められることが多い。現在では、不敬罪は、国民の自由(特に思想・良心の自由、表現の自由)を過度に制約する恐れがあるため、君主制を採用している国でも廃止・失効している場合が大半である。イスラム世界やタイ王国は、現在も不敬罪が存在する数少ない例である。






バンコクでは地下鉄駅などでも午前8時と午後6時に国歌が流れ通勤途中の足を止めて姿勢を正して国歌を

聞くのですが、私は初めてその場面に出会った時には少し面食らってしまったのですが予備知識があった

のですぐに情況を理解することが出来ました

映画館でも上映前には国歌が流れ起立して忠誠を表しますが、これに違反すると不敬罪にあたいするようです






タイで発売禁止の米国人作家によるプミポン国王の伝記をタイ語に訳し、ブログに掲載するなどしていた

タイ系米国人男性(55)が懲役2年6月の判決を受けたました

実際には恩赦があり刑は軽減されるようですが、最近のタイでは不敬罪の適用が増えていると報道されています




ここで突然にクイズです(笑)


あなたがタイ訪問に際してタイ人の友人にプレゼントを用意しました

タイの不敬罪にふれるためプレゼントしてはいけないものは次のうちどれでしょうか?


A 日の丸をプリントしたTシャツ (日本らしい品物でタイ人が喜びそう)

B 太平洋戦争で東南アジア戦線を描いた漫画 (最近では漫画は日本文化の象徴的存在)

C タイ王国を有名にした映画<王様と私>のDVD (何といっても世界的に有名な映画でタイを宣伝した)






イスラム世界を除き不敬罪が存在すること自体が珍しいとウィキペディアでは述べていますが

では諸外国から見れば、このような謁見光景も珍しいのではないでしょうか


タイ王国の不敬罪_f0178278_13281193.jpg


謁見しているのは国王陛下ラーマ9世の第二王女シリキット王女(ワチラーロンコーン王子と共に王位継承権を有す)

拝謁を賜っているのはインラック首相である

タイ王国においては国民から如何に王室が敬愛されているかの証のようにも見える・・・でしょうか


プミポン国王誕生日(12月5日)の祝賀式典が7日、タイ首相府で行われ、国王の代理で出席したシリントン王女が

インラク首相、閣僚、国会議長、最高裁長官、3軍司令官といった高官から祝賀を受けた際のもので

日常の謁見ではこのようなスタイルをとるわけではありません

※画像はnewsclipより





クイズの答え


タイでは<王様と私>は王室不敬に当たるとして上映禁止の映画です


デボラ・カーと ユル・ブリンナーの懐かしの名画<王様と私>のDVDをタイ人へのお土産にしてはダメですよ~




旅行者も例外ではありませんから、タイ王国の不敬罪を犯すことの無いように注意いたしましょう





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by gaku-404 | 2011-12-13 00:01 | チェンマイからのつぶやき | Comments(5)
Commented by genki39(キングサーモン at 2011-12-13 22:37 x
「王様と私」観ました!これをお土産にタイに持ち込んではだめなんですネ。勉強になりました。
この映画は、タイ国民は知っているのでしょうか?
Commented by tym at 2011-12-14 06:45 x
えっ… 「王様と私」はジョディ・フォスター&チュウ・ユンファの映画じゃないの?
調べてみたら、これは「アンナと王様」でした。
Commented by gaku-404 at 2011-12-14 07:19
genki39(キングサーモンさんへお返事

空港の手荷物検査で発見されてもせいぜい没収くらいだと思います。

>この映画は、タイ国民は知っているのでしょうか?
古い映画でしかも上映されたことがないので見たことはないと思いますが高等教育を受けた人は知識としてもっています。
Commented by gaku-404 at 2011-12-14 07:27
tymさんへお返事

「アンナと王様」と勘違いされたとはお若い年代ですね。
私の世代では<王様と私>といえばユル・ブリンナーのスキンヘッドを思い浮かべる人が多いでしょうね。
もっとも公開されたのが1956年ですから55年前のことです。

彼は王様と私でアカデミー主演男優賞を受賞した、スキンヘッドの元祖のような素敵な俳優でした。
Commented by 芋田治虫 at 2019-07-30 17:45 x
「ムッソリーニ万歳」
こういっただけで逮捕されるなら、その国末期。
どういう体制でも、戦前戦中のどの枢軸国よりもひどい。
どっちにどう進んでもその国の終わりは近い。
日本に無関係の話ではない。
日本で不敬罪が事実上存在している以上、そうならないと誰が断言できるだろうか。
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